山内乾史 著
2004.12.25刊 262頁 A5判 横組
並製 2,800円（本体）
ISBN978-4-88713-570-3 C3037
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現代大学教育論
――学生・授業・実施組織 -
三位一体総合的大学教育論
学生の進学動機と大学への期待の分析・確認
授業のユニバーサル段階に対応した再編成・改善
実施組織の全学的FD遂行機関としてのシステム化
理論と体験を踏まえ、改革に不可欠な諸要因に洩れなく目配りした三位一体的大学教育論。
大学教育学会25年史編纂委員会 編
2004.12.4刊 530頁 四六判 縦組
上製 2,900円（本体）
ISBN978-4-88713-586-4 C3037
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あたらしい教養教育をめざして
――大学教育学会25年の歩み 未来への提言 -
教養教育の解体は即ち大学さらに一国崩落の幕開けだ
戦後の大学教育とともに歩み、特に最近の教養教育の軽視・解体に対し、鋭い警告と復権のための提言を重ねてきた全国組織・大学教育学会が、歴史と体験を踏まえ、未来へ向けた教養教育の新たな理念と実際を全方位的に追求した、具体的考察と積極的提言の書。大学関係者必読。
増渕幸男 著
2004.11.20刊 342頁 四六判 縦組
上製 2,800円（本体）
ISBN978-4-88713-567-3 C3037
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ナチズムと教育
――ナチス教育政策の原風景 -
「ナチス」は姿を変え、今も忍び寄りつつある
ナチスの国家的犯罪は単にヒトラーの強権のみにより遂行されたのではない。その背後には固有の文化的・民族的そして教育的要因がわだかまっている――当時の代表的教育学者・哲学者の言説分析等をはじめ、多くの史・資料に基づき類書に乏しい「教育のナチズム化」問題を多角的に追求し、今なお権威主義に傾斜しがちな日本の現状に鋭く警告する、貴重な総合的考察。
J.H.ボードマン 著
乙訓稔 訳
2004.10.15刊 142頁 A5判 縦組
上製 2,500円（本体）
ISBN978-4-88713-557-4 C3037
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フレーベルとペスタロッチ
――その生涯と教育思想の比較 -
（原書 J. H. Boardman, The Educational Ideas of Froebel and Pestalozzi, 1904）
久保義三 著
2004.8.30刊 332頁 A5判 縦組
上製 3,800円（本体）
ISBN978-4-88713-569-7 C3037
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教育の経済的生産性と公共性
――ホーレス・マンとアメリカ公教育思想 -
コモン・スクールが結ぶ富と公共性
マサチューセッツ州初代教育長マンが、州の教育費削減案に抗し、教育の価値を金銭に換算して見せた時、新たな功利主義的教育観が誕生した。教育による労働者の資質・収入の向上、それに伴う一国の富の増進と階級闘争解消の効果等、教育の経済的生産性を公共性向上の裏付けに置くマンの教育観は、その後の米国教育思想のみならず、アメリカン・ドリームの原点とも言えよう。教育の公共性が問われる今、その思想の全貌と今日的意義を一時資料を通じ分析・考察した労作。
江原武一、馬越徹 編著
2004.7.30刊 300頁 A5判 縦組
並製 3,200円（本体）
ISBN978-4-88713-539-0 C3337
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大学院の改革
（講座「21世紀の大学・高等教育を考える」 第4巻） -
行政指導を超えた、新しいグランドデザイン構築へ
著しい量的拡大にもかかわらず、日本の大学院の世界からの立遅れは、今や誰の目にも明らかだ。研究と教育の有機的連関、資源・人材の適切な配分、不断の向上を促すシステムの構築等、山積する課題の突破なくして日本の未来はない。行政主導を超え内部から溢れ出る真の自己革新へ――そのための意欲・考察・提言に満ちた、講座全4巻の完結編。
- 比較教育学研究30号
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既刊
比較教育学研究14号 1988.7 特集 教育改革と比較教育学
比較教育学研究15号 1989.3 特集 教育課程
比較教育学研究16号 1990.7 特集 教育改革の国際的動向
比較教育学研究17号 1991.7 比較教育学研究の回顧と展望
比較教育学研究18号 1992.6 社会主義の現状と教育の将来―ソ連を中心として―
比較教育学研究19号 1993.6 比較教育学教育―その内容・方法を考える―
比較教育学研究20号 1994.7 特集 比較教育学研究の30年―その研究動向と今後の展望―
比較教育学研究21号 1995.6 特集�機ゞ軌藐鯲�研究の手法／特集�供“羈啅軌薐愆愀犬慮Φ羃饐霾�
比較教育学研究22号 1996.6 特集�機―�性・開発・教育〈比較教育学の課題を考える〉／特集2 社会主義教育を再考する
比較教育学研究23号 1997.5 特集 諸外国の学校週5日制政策
比較教育学研究24号 1998.6 特集 日本の教育改革を問う――世界との比較
比較教育学研究25号 1999.6 特集 比較教育学の新展開――その可能性と展望
比較教育学研究26号 2000.7 特集 子どもの危機と教育の対応
比較教育学研究27号 2001.6 特集 地域教育研究のフロンティア
比較教育学研究28号 2002.6 特集 公立学校改革の新動向―国際比較―
比較教育学研究29号 2003.6 特集 学力問題を考える―国際比較―
比較教育学研究30号 2004.6 特集 高等教育改革の比較研究―法人化・民営化を中心として―
比較教育学研究31号 2005.6 特集 国際教育協力の現状と課題
比較教育学研究32号 2006.1 公開シンポジウム報告 高等教育におけるグローバル化と市場化
比較教育学研究33号 2006.6 特集 義務教育をめぐる意思決定と費用負担
日本比較教育学会 40年の歩み2004年6月刊行（非売品）
編年史編
座談・エッセイ編
資料編
宇佐美寛（1934年生、千葉大学名誉教授） 著
2004.6.20刊 254頁 A5判 縦組
上製 2,500円（本体）
ISBN978-4-88713-563-5 C3037
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大学授業の病理
――FD批判 -
『大学の授業』（現在四刷）に続く授業改革の具体的提案
授業とは講義のことだと思う「バカの一つ覚え」が一般的である。講義をすれば、当然、私語・あくび・いねむりが横行する。 全ての瞬間、緊張した学習活動を強いて学生を鍛えるべきである。復誦・ノート・リポート・板書を課し、それを評価・指導するのが授業の基本構造である。 大学人の抽象的・概括的で無意味な文章という悪癖とたるんだ一方的講義の悪癖とは、あい伴い補強し合っている症候である。 学生は授業の専門家ではない。責任をとり得ない学生に授業を評価させるのは無責任な迎合、悪しきポピュリズムであり、学生自身にとって有害なのである。学生に出来るのは評価・意見ではなく、自分の学習状態についての申告である。 授業改革の提案は、本書のように筆者自身の実践を報告して具体的になされるべきである。多くの大学人の言説は、無内容で感情的なスローガンに汚染されている。
第1章 講義をやめよう
第2章 私語の病原は〈講義〉である
第3章 授業設計の原理
第4章 ルール・規律・礼儀
第5章 スローガンを排す
第6章 〈学生による授業評価〉の概念分析
第7章 他の教員による授業批判
第8章 私の〈代案授業〉
第9章 学生側での〈解釈内容〉の論理
第10章 大学人の概括病・抽象病
田中智志 編
2004.4.10刊 261頁 A5判 横組
上製 3,500円（本体）
ISBN978-4-88713-511-6 C3037
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教育の共生体へ
――ボディ・エデュケーショナルの思想圏 -
管理・統治の教育から共生・相互承認の「共育」へ！
近代教育は、帰するところ国民的統一達成のための機能的制度、国家権力装置に他ならなかった。国民形成・統治をめざすそのセントリズムは、グローバル化の今、他者理解・承認の障害と化しつつある。近代国民教育を脱構築し、自他が〈共に生きる〉具体的空間を踏まえた、共生・共育の新地平へ！真の「教育改革」論のダイナミックな展開。
劉文君 著
2004.3.30刊 282頁 A5判 横組
上製 5,048円（本体）
ISBN978-4-88713-552-9 C3037
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中国の職業教育拡大政策
――背景・実現過程・帰結 -
「職業教育拡大政策」の夢と現実
「職業教育の拡大こそ、普通教育の充実に勝る経済発展の原動力だ。特に途上国の場合は」――かつて世界を風靡したこの確信に支えられ強力に推進された中国の拡大政策は、今や勢いを失い転換を余儀なくされている。原因は何か？巨大国中国におけるその意図と現実の乖離を実証的に追求・分析し、中等段階職業教育の在り方という世界的課題に一石を投じる、初の研究。
溝上慎一 編
2004.3.30刊 286頁 A5判 横組
並製 2,400円（本体）
ISBN978-4-88713-549-9 C3037
- 学生の学びを支援する大学教育
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現代の学生を「学び」へと目覚めさせる不可欠のプログラム開発へ！学生の生活・心理面への理解・洞察を基盤とした導入教育の新地平、全国注視の京都大学「学び支援プロジェクト」の理論的・実践的成果の全てを紹介・考察する。
小島弘道 編著
2004.3.30刊 428頁 A5判 縦組
上製 6,800円（本体）
ISBN978-4-88713-527-7 C3037
- 校長の資格・養成と大学院の役割
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学校の自律化、活性化、個性化のための画期的政策提言！
裁量権の拡大・活用、経営責任の明確化と参加型学校運営の推進――従来の従来のOJT型養成法では、今日の学校改革を担い得る校長は育成できない！校長養成の歴史、力量形成のための制度と内容、諸外国の現状等、全方位的研究に基づき、大学院での実践プログラムによる現職教育、高度専門職としての任用資格認定を柱に、新たな法制化を求め、画期的な政策を提言。
大谷泰照、林桂子、相川真佐夫、東眞須美、沖原勝昭、河合忠仁、竹内慶子、武久文代 編著
2004.2.20刊 509頁 A5判 横組
上製 6,571円（本体）
ISBN978-4-88713-543-7 C3037
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世界の外国語教育政策
――日本の外国語教育の再構築にむけて -
立ち遅れた日本の外国語教育をどう改革すべきか。渾身の提言。世界最低レベルにある日本人の外国語運用能力――これではグローバル化時代の世界で自らを宣明することも他国民との共生を図ることもできない。東アジア・西欧諸国およびEUにおける外国語教育の広範な調査・考察に基づき、日本の外国語教育の明らかな遅れと欠点を指摘し、その早急な改革を促す、まさに時宜を得た包括的研究と政策提言。
グウェン・ドティ 著
松村京子 監訳
2004.2.10刊 176頁 四六判 横組
上装 1,600円（本体）
ISBN4-88713-541-6 C3037
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「こころの知性」を育む
――幼稚園児から中学生までの教育 -
「こころの知性」は、いわゆる賢い人、他者の心を読み取ることができる人をつくる。公平さと誠実さの感覚をしっかりもち、適切に意思決定できる人、強く共感できる人をつくる「こころの知性」を育むために必要なことを論述。
高橋寛人（1957年生、横浜市立大学国際文化学部助教授） 編著
2004.1.10刊 255頁 四六判 縦組
上製 2,800円（本体）
ISBN978-4-88713-530-7 C3037
- 公設民営大学設立事情
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今、なぜ公設民営大学か？多くの地方自治体が大学を誘致、設立するのはなぜか？地域はなぜ大学を必要とするのか？公費で私立大学をつくった9大学の当事者へのインタビューと、先駆的大学（長野大学）の紹介を交え、その設立の経緯と意義を詳論・考察した、初の公設民営大学物語。
はじめに
第1章 公設民営大学検討の視点――公立大学との比較から
第2章 公設民営大学の設立事情
1 千歳科学技術大学（北海道）
2 東北芸術工科大学（山形県山形市）
3 東北公益文科大学（山形県酒田市）
4 長岡造形大学（新潟県）
5 静岡文化芸術大学（静岡県）
6 鳥取環境大学（鳥取県）
7 高知工科大学（高知県）
8 九州看護福祉大学（熊本県）
9 名桜大学（沖縄県）
第3章 先駆的大学の苦闘――長野大学の沿革と基本理念（長野大学学長 井出嘉憲）
おわりに――地域と大学
杉本和弘 著
2003.12.30刊 370頁 A5判 横組
上製 5,800円（本体）
ISBN978-4-88713-540-6 C3037
- 戦後オーストラリアの高等教育改革研究
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いま世界注視の的――その現代的改革の全て！
大学と非大学機関（ＣＡＥ）の並立から成る二元制高等教育――極めて合理的に思われたこのシステムが崩壊したのはなぜか？全世界的な量的拡大の趨勢の中システムを転換し、大学に一元化された制度の下多様化と効率化への方途を探るその改革の軌跡は、まさに他人事とは思われない。欧米に傾きがちなわが国の高等教育研究に一石を投じる、初の包括的研究。