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文化変容のなかの子ども
――経験・他者・関係性 -
都市化、情報化、消費生活化の波が一気に押し寄せた1980年代以降の日本の子どもの状況を分析
社会変容のズレを映し出す現代子ども像
規範としての〈模倣〉、制度としての〈開発〉、そして実態としての〈自己選択と消費〉、これらの互いに矛盾するパラダイムの共存が現代の子どもを見えにくくしている。変動の渦中にある現代の子ども像を読み解き、子ども同士、また子どもと大人の関係性を問い直す精細な眼。第1部 文化変容のなかの子ども
第2部 情報・消費社会の子ども
第3部 文化変容と教師像の再構築<小社本書関連図書>
子どもの言語とコミュニケーション――発達と評価 <D.K.バーンスタイン、E.ティーガーマン 編、池弘子、山根律子、緒方明子ほか 訳> 3,200円
子どもの言語とコミュニケーションの指導 <D.K.バーンスタイン、E.ティーガーマン 編、池弘子、内山千鶴子、緒方明子 訳> 2,800円
子どもの虐待をなくすために――親になるための学校テキスト/オーストラリア <ジル・ウィルソン 著、松村京子 訳> 1,000円
いじめ、ひとりで苦しまないで――学校のためのいじめ防止マニュアル――イギリス教育省の試み <イギリス教育省 著、池弘子、香川千晶 訳>1,553円
◇シリーズ 教養教育改革ドキュメント
[1]立教大学〈全カリ〉のすべて――リベラルアーツの再構築 <全カリの記録編集委員会 編> 2,100円
[2]ICU〈リベラルアーツ〉のすべて <絹川正吉 編> 2,381円
[価格は税別です]
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社会主義中国における少数民族教育
――「民族平等」理念の展開 -
母語尊重をはじめとする民族の独自性の強調は果たして「平等」に繋がるか――現代世界の普遍的課題・多民族統合に大きな示唆を与える力作。
序章 本研究の主題と構成
第1章 少数民族教育の誕生――「民族平等」を実現するための政策理念
第2章 民族学院における人材養成――「民族学校設置」1
第3章 少数民族地区における人材養成――「民族学校設置」2
第4章 涼山イ族自治州におけるイ語教育の展開――「民族文化採用」1
第5章 延辺朝鮮族自治州における言語問題――「民族文化採用」2
第6章 涼山イ族自治州における経済水準の向上と教育機会――「教育普及」1
第7章 延辺朝鮮族自治州における大学入試と民族問題――「教育普及」2
第8章 「民族平等」への少数民族教育