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国際政治経済システム学
――共生への俯瞰 -
野心的テキストの誕生
二つの世界大戦をくぐりぬけてきた21世紀の現在、人類は叡智を結集して、世界全体での新たな安全保障体制の構築が急がねばならない――。豊富な図版を駆使し、経済学および政治学への遊学により、21世紀の国際システムの枠組みを抽出を試みた基本的入門書。まえがき
第1部 国家と市場
第1章 国家
第2章 市場
第3章 マクロ経済学から見た国際摩擦
第4章 経済発展と資本移動および経済援助
第2部 国際システム
第5章 安全保障制度
第6章 国際通貨制度
第7章 国際貿易制度
第8章 アジア金融危機
第9章 地域統合の動態
第3部 共生への俯瞰
第10章 国際援助制度
第11章 地球環境保全
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日本ガバナンス
――「改革」と「先送り」の政治と経済 -
たとえば年金記録消失問題で露呈した不都合な事実の隠蔽、解決の先送り、発覚後の対応の悪さ、責任追及の曖昧さ等、これら現代日本の至るところで共通して見られる問題構造の核心は、適切な課題解決メカニズムの不在、一口に言えば、「ガバナンス」の欠如である。――「新しい日本をつくる国民会議」等で発言する政治学者として特筆される著者が、2001年以降の「小泉改革」から最近の「ねじれ国会」まで、ガバナンスを機能させる条件と方法を常に見据えつつ展開する時論集480頁
日本ガバナンス
改革のジレンマ
これからのわが国政治の舵取りと課題
小泉首相のパラドックス
「対抗ストーリー」を伝えるメディアを
聖域なき構造改革のすすめ
政治の構造改革を進めるために――小泉構造改革はなぜ進まないのか
21世紀臨調が促す「政治にこそ構造改革」を
制度としての首相主導――比較の視点から
提言「強い政権」づくりのための15カ条
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実践 マニフェスト改革
――新たな政治・行政モデルの創造 -
日本の政治モデルは神奈川から
具体的で明確な「本物のマニフェスト」、それに基づく実践の客観的評価、そして有権者への評価結果の公開――こうした一連の「マニフェスト・サイクル」確立により、今日の目を覆うばかりの政治の劣化を打破せよ!マニフェスト推進5年間のすべてを語る、松沢成文神奈川県知事の実践ドキュメント第2弾。
序章 政治改革とマニフェスト
第一章 ローカル・マニフェストの展開
第二章 マニフェスト改革の実践
第三章 マニフェストによる政策実践事例
第四章 マニフェスト・サイクルの具体的手法――マニフェスト評価の実践
第五章 「マニフェスト2007神奈川力全開宣言」の挑戦
第六章 マニフェスト改革の展望、資料(松沢神奈川県政およびマニフェスト年表、関連サイト一覧、参考文献、マニフェスト評価――松沢マニフェスト進捗評価委員会・自治創造コンソーシアム)、マニフェスト2007神奈川力全開宣言
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相対覇権国際システム安定化論
――東アジア統合の行方 -
東アジア共通通貨Yuen導入は可能か
Yuenはやがて文化や意思疎通のメディアとして機能し、流通し、東アジア地域の人びとのあいだに最大の集合的アイデンティティ圏を醸成するとともに、加速度的に経済統合を促進させ、政治統合への道を切り開くであろう……経済学、政治学、社会学およびゲーム理論など学問の融合を試みつつ、不可欠の東アジア統合の行方を読み解く挑戦的構想の書。
序
第一章 東アジア統合の行方
第二章 欧州連合(ユアラピアン・ユニオン、EU)
第三章 北米自由貿易地域
第四章 差異と同一から見た国家、市場と貨幣
第五章 国際政治経済システム
あとがき