- 大学の発想転換
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現代大学のイノベーションの核心
社会と知の大きな変動の中、いま大学はどう改革を進めるべきか?「予期しないこと」の出現こそ改革の好機(ドラッカー)との言葉を胸に、立命館アジア太平洋大学の開設・運営はじめ、画期的改革を推進してきた著者が、25年の体験を踏まえて語る、現代大学のイノベーション。1 大学組織のイノベーションのために
2 変貌する社会と大学の自己革新
3 京都における大学のネットワーク化
4 産官学連携による地域振興
5 大学創造と社会的ネットワーク
6 国際スタンダードの大学づくりをめざして
7 公的サービス機関の改革をいかに進めるか
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赤十字標章の歴史
――“人道のシンボル”をめぐる国家の興亡 -
歴史的源流から読み解く赤十字標章の意義と価値
赤十字標章、赤新月標章、赤の水晶標章……。統一標章であることが望ましい国際的保護標章は、なぜ三つの標章が並存するようになったのか?その経緯を国際会議の議事録などから解き明かす、「人道のシンボル」を巡る国家の攻防の歴史。訳者はしがき
はしがき
第一章 標章の統一
1 起源
2 ロシア・トルコ戦争(一八七六年〜一八七八年)
3 平和会議と改定会議(一八九九年、一九〇七年のハーグ会議、一九〇六年のジュネーブ会議)
4 一九二九年の会議
5 一九四九年の会議
6 近年の動向(一九四九年〜一九七六年)
第二章 赤十字社の標章
1 各社の承認
2 未承認標章
むすび
1 現状(一九七〇年代後半)
2 結語
〈訳者による補記〉
赤十字標章を巡る現在の状況と赤のクリスタル標章の採用
原著者による文献目録
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オバマ政権と過渡期のアメリカ社会
――選挙、政党、制度、メディア、対外援助 -
オバマ大統領が画期的成果と自賛した医療保健改革法の成立は、逆に、ティーパーティ運動の活発化はじめ反対勢力の結集を招き、中間選挙で大勝した共和党の勢いの前に、今やオバマの再選さえ危ぶまれている。この現状の下、中間選挙での選挙運動と投票行動、共和党指導者の活動、選挙制度の問題、対外援助政策等、2012年大統領選挙を焦点に、日本で報道不十分な実態も含め的確に分析した、オバマ政権と現代アメリカ政治考察第三弾。
プロローグ(吉野孝)
第1章 2010年中間選挙におけるティーパーティのインパクト:集計・個人レベルデータを用いた実証分析(飯田健)
第2章 連邦下院共和党指導部:組織化,戦略,活動(吉野孝)
第3章 グラスルーツ・ポリティックス:アイオワ州アウトリーチ戦略とティーパーティ運動(渡辺将人)
第4章 複合メディア時代の政治コミュニケーション:メディアの分極化とソーシャルメディアの台頭で変わる選挙戦術(前嶋和弘)
第5章 2010年の連邦下院議席配分と選挙区区割り見直し作業:2012年以降の選挙に与える影響(上田路子)
第6章 選挙制度と大統領選挙人制度:現状と問題点(今村浩)
第7章 オバマ外交の今後:「開発力」から見た対話・協調路線(小川裕子)
第8章 評価と展望:中間選挙後の政治動向と2012年の連邦公職選挙に向けて(吉野孝)
エピローグ(吉野孝)
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最高責任論
――最高責任者の仕事の仕方 -
わが国の重大欠陥克服のための具体的方法論
首相も東電社長も、被害者の生命と生活を守るべき適切な行動を何らとり得なかった――今回の東日本大震災と原発事故がまざまざと実感させたのは、自らの責任を全うし得る「最高責任者」の不在だった。思えば、すでに30年に及ぶ未曾有の国家財政赤字、迷走する外交・防衛、ポピュリズムに 蝕まれた政治、考える力を育てぬ教育等、我々はこの災害対応と同様に、真の最高責任者不在の欠陥を見せられ続けてきたのではなかったか。ではどうすべきか? 多くの事例の下、最高責任者の評価・審判・懲罰、さらにその責任遂行に関し、組織のトップとしての自覚、現状把握と未来予測を通じての責任の明示、実行に際しての仕事の段取り、工程表による具現化、進捗管理による組織統括と改善に至るまで、具体的かつ包括的に示した本書は、このわが国の重大欠陥克服のための、時宜に叶った羅針盤となるだろう。序章 土下座する最高責任者
第1章 最高責任者狩りの時代
第2章 最高責任者の嘘と誤魔化し
第3章 逃避型最高責任者への審判
第4章 組織のトップとしての最高責任者…
第5章 最高責任の正体と責任遂行
第6章 最高責任者のタブー
第7章 責任の囲い込み:責任を明示する
第8章 最高責任者の真骨頂:責任を実行する
第9章 信頼の鍵:責任を区切る